定期的に来る神経内科の先生から新型コロナについて「冷静に」と提言されました。
先生曰く、人間が罹る病気の1位が風邪。戦後、感染症治療の進歩は目を見張るものがあるが、風邪の特効薬など今も昔もそもそもない。熱が出れば解熱剤、咳が出れば鎮咳剤、喉が痛ければ鎮痛剤、痰が出れば去痰薬と症状に合わせた対症療法が治療になる。
医療は常に後手後手。1929年に初の抗生物質ペニシリンが登場して感染症に効果を上げてきたものの、次々に新型ウイルスが出現。それに対して続々と抗生物質を作るという流れは変わらない。
その間、薬が十分になくても全ての人間が罹患したわけではないし、罹患した全員が死亡したわけではない。
皆さんが思う重症がないとは言わないが、過去の結核や新型インフルを考えると、公然と吹聴される不治の病のような程の重症は実際には少ない。
「よく食べて、よく寝て、よく動き、手を洗う。自分の免疫力を高めるべく、心地よいストレス解消に勤めなさい」(神経内科が専門ですから)とのアドバイス。
詰まるところ、自分の体力ですね。