来院者のお子さんへ説法。中学３年生男子。身長178㎝、体重46㎏。
糖質制限ダイエットをやり過ぎが原因と見られる骨折をここ半年間で２回。それでも太るのを気にして糖質制限を止めず、血液検査をしたら高脂血症と診断され、いわゆるドロドロ血液。速やかに食事を改善するように指示されたのに未だに止めず。
脳梗塞や心筋梗塞、静脈瘤や動脈瘤などの文献資料やBMIなど適正体重を示して納得得るまで二時間近くしゃべりました。
いかにテレビやネットで情報が過誤に氾濫していて、成長期の子供達にも拡がっているのだなと恐ろしさを感じましたし、改めて病理生理解剖学を見てみると、適正・適度・適当という自分自身の感度との調和が大切だと思いました。お腹がすいたから食べる。喉が渇いたから水を飲む。そう感じたときが頃合いで、その中で適度に腹八分目にする。水をいっきに飲まないなどの理性との調和が体の生理機能を円滑にしてくれているのだと思います。
情報に流されないで自分自身の感受性に委ね、そこに少しの知識を足して上げればよいのではないでしょうか。
成長期の過度なダイエットは良くないです。