腰痛で来院の40代女性の方。施術中の話の中で頭痛が度々起こるとのこと。そのときに無意識にどちらともなく、小指の先を痛くない程度に噛んでいると、旦那さんに教えてもらったそうです。
東洋医学のツボには井穴(せいけつ)という箇所があり、氣の出入口とされるツボで、手足の爪の生え際横にあります。
鼻風邪やアレルギーに伴う頭痛には少商、熱感多汗や二日酔いの頭痛には商陽、眼精疲労に伴う頭痛には中衝、片頭痛や胸痛に伴う頭痛には関衝、寒気や関節痛を伴う頭痛には少沢と、タイプは様々ですが、昔から頭痛に効果あるとされるツボが5本の指に配置されてます。
無意識に刺激してるとはやはり効果があるのでしょうね。少なくてその方には。
脳の機能の大半は手先に分布されています。よって、手の刺激が頭に伝わると考えたのでしょうか。解剖生理病理学がない時代に経験だけで昔の人は探り当てたのでしょう。
ツボの位置が分からなければ、5本の指の爪の生え際横を摘まんでこねこねすればよいです。