胆石を持っている方。腰より少し上の辺りに鈍痛があり、何とも言えない不快感が続いているとのこと。２ヶ月前にエコーで診察した時点ではまだ大きくなく、水をたくさん飲んでと指導されたそうです。
背骨の際を押さえていくと、胸椎5番と10番、腰痛2番に唸るぐらいの圧痛がありました。
そこをターゲットに筋肉のトリガーポイント(コリ)を探し弛めて、椎骨の可動性(動く方向)を調べて、動く方向にゆっくりと動かしていたら突然「お腹が痛い。鳩尾が痛い」と言われトイレへ。
暫くしたらトイレから「出たー」と叫んだと思ったら、何と手のひらに金平糖のような形の五ミリにも満たない銀色より黒っぽい石を乗せて出てきました。
漢方で陰陽五行説という臓器の相関関係の法則を利用する治療法があり、胆嚢が悪いと心臓と腎臓に関係のあるツボを使います。
まさにぴったり当てはまり、胆兪は胸椎10番、心兪は胸椎5番、腎兪は腰椎2です。
排尿時にかなりの痛みだったようで、冷や汗がすごかったのですが、不謹慎にもお互い笑ってしまいました。(石はティッシュにくるんで記念に持ち帰りました)
過去にも何回が石が出た経験はありましたが、石を出そうと思って施術したことはなく、症状を抑えようとしただけなのですが、体は不思議です。また、東洋医学もすごいです。