鍼灸師の風邪予防

来院中の鍼灸師が毎日やってる風邪予防法を教えてくれました。あくまで個人的な健康法だが意外と効果ありと実感してるとのこと。

帰宅して寝るまでの間に、後頭部を簡易のホットパック(ドラッグストアーで販売してるレンジで温めて使うもの)か紙オムツに水をコップ一杯入れてレンジで温めたもので15分ほど温める。
日中は肩甲骨と首の付け根辺りに使い捨てカイロを付けているとのこと。
そこでわたしになぜにそこなのか問答。
ここぞとばかり、風邪(ふうじゃ)の出入口への温灸効果と蓋をするのとかなとと答えると「さすが」と褒めてもらいました。
東洋医学では風邪は邪気が風門(首の付け根で肩甲骨の間)に入り、風池(後頭部の髪の生え際)に溜まり、風府(後頭部の骨の出っ張りの下)に集まり、体の中に入り、風邪症状になると言われてます。この3つのツボは風邪のときに必ず処置する所で、指圧かお灸を用います。
現在も続いているか定かではないですが、来院中の方に聞いた話で場所はボヤけてますが、東京都(日野市?)のあるお寺では、風邪(日野?)のだんご灸と言って、無病息災を願って首の付け根の風門に大きなお灸を据える習わしがあり、お灸の痕が残る位やるので、その土地の方なのだと分かるそうです。
ツボが全て風の字が付きます。昔の方々はよく命名したなと感心します。経験的な東洋医学的発想も面白いですね。